統合報告書2021
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※ 2022年3月期は収益認識に関する会計基準適用の影響により、大幅な減収201920202021372380343337221オプティカル材事業部門 売上高億円 4003002001002018となる見込みです。036リンテック 統合報告書 2021主要製品• 偏光フィルム/粘着加工• タッチパネル関連製品執行役員事業統括本部 オプティカル材事業部門長所しょし司 悟さとるトップ用モニター向けが通年で好調を維持しました。また、偏光フィルム以外の事業についても下期から自動車市場が回復し、車載用の光学透明粘着シートが伸長したことから、全体としてはまずまずの実績を残すことができました。 ディスプレイ市場の中・長期的な展望としては、近年の 中国企業の台頭により競争が激化しており、さらに厳しいものになっていくと見ています。当社グループとしては高い 品質が求められるハイエンド向けに活路を見いだしたいと 考えており、協業する偏光フィルムメーカーとの連携を一層強化しつつ、次世代ディスプレイ用粘着剤の開発などに よって競争力を高めていく方針です。また、偏光フィルムの粘着加工関連以外にも新たな事業の柱を育成していくことが必須のテーマとなります。注力製品である車載用OCAについては、優れた耐久性を維持しつつ、環境に配慮して無溶剤化を実現したタイプや曲面追従性を高めたタイプなどの新製品開発を進めるほか、入射した光を最適な方向に効率良く拡散できる光拡散フィルムや水蒸気を透過しないハイ バリアフィルムなどの新規用途を模索し、拡販に努めていきます。2022(予想)(3月期)事業戦略事業戦略 2021年3月期の業績は、偏光フィルムの粘着加工事業において国内はテレビやスマートフォン向けが上期に大きく落ち込んだものの、下期に入ってからは需要が急回復しました。韓国・台湾の生産子会社ではテレビ向けは国内と同様の動きとなった一方、テレワーク需要でノートパソコンやデスク事業部門紹介 特殊粘着剤や表面塗工剤の開発技術と精密塗工技術、そして高性能な生産設備を駆使して、各種光学ディスプレイ関連粘着製品を製造・販売しています。主に、液晶・有機ELディスプレイを構成する偏光フィルムの粘着加工を行っているほか、車載用タッチパネルなどに使用される光学透明粘着シートといった新製品の立ち上げ・拡販にも努めています。オプティカル材事業部門長メッセージオプティカル材事業部門

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