統合報告書2021
35/88

201920202021346※ 2022年3月期からマックタック・アメリカ社の産業工材事業部門に関わる 執行役員事業統括本部産業工材事業部門長三みやけ宅 英ひでき樹3613563072943002001002018全ての製品を印刷・情報材事業部門へ移管しています。産業工材事業部門 売上高億円 400033主要製品• ウインドーフィルム• 屋外看板・広告用フィルム• 内装用化粧フィルム 当事業部門の製品領域は多岐にわたりますが、2021年3月期は多くの分野でコロナ禍の影響を受けました。ラベリングマシンを中心に配送ラインを扱う産業システム関連は、巣ごもり需要による通販市場の拡大に伴って堅調に推移しました。しかし、建物などの装飾材を扱う建装材関連は、イベントの延期・中止に伴って大幅に売り上げが減少し、自動車関連製品やウインドーフィルムについても中国市場の回復などにより下期から復調してきたものの、上期の落ち込みをカバーするまでには至らず、減少となりました。 私は今年4月に当事業部門長に就任しましたが、当事業部門の最重要課題は利益を生み出すことのできる事業部門への変革だと思います。売り上げの拡大を図りつつ、不採算製品の見直しにも積極的に取り組んでいきます。販売面では他社の後追いではなく、当社独自の新製品を開発し、市場をけんいん引していくことが重要です。主力製品であるウインドーフィ牽ルムについては、新たな機能性を付与した新製品の開発に努めていくとともに、リンテック・タイランド社の生産設備を生かし、東南アジア市場での製品供給・拡販体制の強化に取り組んでいきます。現在好調に推移している産業システム関• 自動車用粘着製品• 工業用粘着テープ• ラベリングマシン連についても市場ニーズを先取りした新規装置の開発・販売の強化、通販以外の新市場開拓を図っていきます。また、自動車関連製品については市場がEV化などに向けた転換期にあることから、各自動車メーカーの新たなニーズを迅速に捉えて新製品の開発・提案を強化していきたいと考えています。2022(予想)リンテック 統合報告書 2021(3月期)事業部門紹介 建物や自動車の窓ガラスに貼るだけで、日射熱や紫外線の遮断効果に加え、ガラス破損時に破片の飛散を抑制する効果などを発揮するウインドーフィルムをはじめ、内装用化粧フィルムや屋外看板・広告用フィルム、車体の装飾や保護などに使用される二輪・自動車用粘着製品、モバイル機器などの部材固定に使用される工業用粘着テープ、さらにはラベルを効率良く自動で貼り付けるラベリングマシンなど、幅広い製品を製造・販売しています。産業工材事業部門長メッセージ産業工材事業部門

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る