統合報告書2021
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※2022年3月期予想は収益認識に関する会計基準適用後の数値となっており、前期比は参考値として記載しています。25リンテック 統合報告書 2021 テレワークの普及などによる半導体・電子部品関連製品の旺盛な需要に支えられ、2021年3月期はアドバンストマテリアルズ事業部門が売り上げを伸ばした一方、そのほかの事業部門では第3四半期以降に回復の兆しが見られたものの、新型コロナウイルスの感染拡大による需要低迷の影響を大きく受け、全体では2期連続の減収となりました。営業利益については、アドバンストマテリアルズ事業部門の好調を受けて電子・光学関連セグメントが過去最高益となるなど、全体では約10%の増益となりました。売上高営業利益親会社株主に帰属する当期純利益 2022年3月期の連結業績見通しについては、コロナ禍の影響を正確に見通すことは難しいものの、国内外におけるワクチン接種の進展や各国の経済対策などに伴って景気は緩やかに回復すると見ており、増収・増益の計画としました。足元の状況としては、全体的には需要の回復基調が続いていますが、コロナ禍の影響はいまだ予断を許さず、また、高値圏にあるパルプや石化原材料価格の動向にも注視しています。なお、今期から収益認識に関する会計基準が適用となり、それによる売上高の減少額は約136億円と見ています。取締役上席執行役員管理本部長兼経理部長柴しばの野 洋よういち一2021年3月期(前期比)2,359億円(2.0%減)170億円(10.3%増)114億円(18.6%増)2022年3月期予想(前期比)2,400億円(1.7%増)175億円(2.8%増)125億円(9.6%増)CFOメッセージ収益性・資本効率の向上に 注力していきます2021年3月期の連結業績と2022年3月期の連結業績予想2021年3月期の振り返りと2022年3月期の見通し

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