統合報告書2021
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1209060302022(計画)億円150012097チルド環境対応ラベル素材14513510085803030103903020LSV 2030 - Stage 1減価償却費 300億円研究開発費 255億円リンテック 統合報告書 2021 長期ビジョンの実現に向けてスタートした、2024年3月期を最終年度とする新中期経営計画「LSV 2030-Stage 1」では、経営目標として売上高2,550億円、営業利益210億円、親会社株主に帰属する当期純利益140億円、売上高営業利益率8%以上、ROE7%以上を掲げました。2030年への最初のマイルストーンとして確実に達成したいと考えています。 当計画はスタートして間もないですが、既にさまざまな施策に取り組んでいます。この4月には、これまで推進してきたCSR活動を発展させてサステナビリティへの取り組みを強化するため、既存のCSR推進体制から私が委員長を務める「サステナビリティ委員会」を中心とする推進体制に刷新しました。また、6月の定時株主総会での決議を受けて、取締役会の独立社外取締役比率を3分の1とし、ガバナンス体制を強化しました。事業面では、4月に米国の粘着製品メーカーであるデュラマーク社を買収し、生産能力の増強などを図りました。 今後3年間の設備投資については、CO2排出量削減対応設備のほか、旺盛な需要が続くと予想される半導体関連粘着テープや積層セラミックコンデンサ関連テープの生産設備導入、品質の向上や製造コストの削減を目的としたスマートファクトリー化の推進などにより400億円を計画しています。 印刷材・産業工材関連の主な取り組みについては、まず印刷・情報材事業部門では北米やアジア地域における生産拠点の拡充や営業力の強化に加え、QCD(品質・コスト・納期)の強化による収益改善を図っていきます。また、マックタックグループとのシナジーをさらに発現していくため、引き続き高付加価値なリンテック製品の北米市場展開を強力に推し進めるほか、チルド環境対応ラベル素材などホットメルト製品の日本およびアジア市場への拡販に注力していきます。産業工材事業部門ではウインドーフィルムの高機能製品の開発に努め、国内外での拡販に注力していきます。そのほか、自動車用粘着製 設備投資額  減価償却費  のれん償却額  研究開発費2023(計画)2024(計画)(3月期)社長メッセージ「LSV 2030-Stage 1」3年間の合計額90億円設備投資額/減価償却費/ のれん償却額/研究開発費設備投資額 400億円のれん償却額 品において、高周波などを利用して接合・剝離することで部材のリユース・リサイクルに貢献する新製品の開発・上市を目指していきます。新中期経営計画「LSV 2030-Stage 1」各事業セグメントの主な取り組み

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