統合報告書 2020
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Foundation64リンテック 統合報告書 20201981年に日本アイ・ビー・エム株式会社入社。その後、外資系IT企業などでデータを活用したマーケティングやコンサルティング業務に携わる。2001年にジェイビートゥビー株式会社を設立し、代表取締役社長に就任(現任)。今年6月に当社社外取締役に就任。2020年6月に開催された株主総会で、新たに奥島晶子氏が当社取締役に就任しました。これにより当社の独立社外取締役は、昨年の株主総会で選任され再任となった監査等委員の大岡哲氏、 大澤加奈子氏と合わせて3人に増員。取締役会に占める独立社外取締役の比率は30%に高まりました。今回この3人に、リンテックのガバナンスについての見解、また独立社外取締役としてどのようにその強化や会社の成長に貢献していきたいかなどを伺いました。独立社外取締役メッセージ取締役(社外)奥おくしま島 晶あきこ子 私は「業務改革のためのシステム化」を自身のキャリアの核として、データを徹底して活用することをライフワークにしています。約20年前に設立した現在の会社では、これまで数多くの企業のマーケティング活動をお手伝いしてきました。具体的には「いつ、誰が、何を、幾つ、いくらで購入したか」といった消費者の購買動向を示す「Iアイディー・ポスD-POS」データを分析し、そこからどんな変化が起きているか仮説を立て、さまざまなメーカーや小売業者向けにマーケティング戦略のアドバイスを行っています。現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、市場環境や消費者のニーズは刻々と変化し続けています。そうした環境の変化をいち早く的確に把握することが求められており、このようなマーケット分析の側面から経営のお手伝いができればと思います。 私は板橋区生まれということもあり、かねてから同区に本社を置くリンテックには注目していました。このたび縁あって社外取締役に就任することになりましたが、就任前にイメージしていたとおり、高い技術力を生かしたものづくりを基盤としている会社だと感じています。これからも世の中のためになる技術を世に先駆けて開発する会社であるために、私のこれまでの経験や知見を生かして、企業価値向上に貢献していきたいと考えています。マーケット分析の知見を生かし、企業価値向上に貢献

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