統合報告書 2020

14/84

12リンテック 統合報告書 2020Overviewリンテックの強み成長を支える三つの強み1990年の3社合併以降、安定的な成長を続けてきたリンテック。粘着応用技術をはじめとする基盤技術を生かした粘着製品の一貫生産体制、幅広い製品分野で構築してきた独自の地位、そして海外市場への積極展開が当社グループの成長を支える強みといえます。独自の抄紙技術や塗工、含浸、貼合技術などを駆使し、従来の紙の概念を超える特殊機能紙や高付加価値材を開発します。粘着剤、各種基材の開発およびその複合技術により、「貼る」「剝がす」という粘着製品の基本機能の応用領域を拡大します。四つの基盤技術 紙やフィルムの表面に化学的・物理的処理を施すことで、その性能を高めたり、新たな機能を付加したりします。機械・装置のシステム化をはじめ、素材の特性を生かした高度なシステム構築で、先進のソリューションをご提案します。剝離紙用原紙抄紙特殊紙製造技術を 生かした製品の外販剝離技術を 生かした製品の外販剝離紙・剝離フィルム剝離剤開発・塗工粘着剤開発・塗工貼り合わせ粘着紙・粘着フィルム粘着剤層表面改質剤 開発・塗工表面改質剤層表面基材（紙・フィルム）剝離基材（紙・フィルム）剝離剤層紙　当社では粘着剤の開発・塗工だけでなく、剝離紙用原紙の生産から紙・フィルムへの剝離剤塗工、さらには粘着製品のベースとなる表面基材の改質加工までも行うことで、粘着製品の一貫生産体制を構築しており、主力の粘着事業において、品質やコスト、納期面における優位性を生み出しています。また、自社の粘着製品の特性を最大限に引き出す関連装置も開発・生産することで、素材と装置のトータルソリューションを提供しています。素材装置表面改質技術粘着応用技術表面改質技術半導体関連装置・ ラベリングマシン粘着応用技術特殊紙・剝離材 製造技術特殊紙・剝離材 製造技術システム化技術粘着製品の一貫生産素材の特性を引き出す装置開発システム化技術素材と装置のトータルソリューション粘着製品の一貫生産を実現1