統合報告書2019
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54リンテック 統合報告書2019ESGガバナンス基本的な考え方 当社グループは法令遵守を徹底し、経営の透明性と企業倫理の意識を高め、迅速な意思決定および効率的な業務執行をしていくことが、コーポレートガバナンスの基本であると考えています。その充実と強化を通じて、グループの企業価値および株主共同利益のさらなる向上を目指していきます。企業統治の体制1 企業統治の体制 当社は、会社の機関設計として監査等委員会設置会社を選択しています。取締役会での議決権を持つ監査等委員である取締役を置き、取締役会の監督機能を強化することで、コーポレートガバナンスの一層の充実とさらなる経営の効率化を図る体制としています。取締役14人(うち監査等委員3人)を選任しており、取締役のうち4人が社外取締役です。 取締役会については、経営に関する重要な意思決定を行うため毎月1回開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、迅速な意思決定に努めています。また、業務の執行を担う執行役員(取締役兼務者を含む)を中心とした経営会議も毎月1回開催し、各部門間の情報の共有を通じて、業務執行の効率化に努めています。P54 図A 監査等委員会については毎月1回開催し、当社の内部監査部門である監査室から報告された事項を中心に、モニタリング監査を実施しています。監査等委員会は取締役に対する職務の執行の妥当性・適法性監査を行うほか、一人ひとりの監査等委員は取締役会における議決権の行使を通じて、取締役の職務の執行を監督する役割も担っています。P54 図B• 取締役会実効性評価 2019年4月に実施した取締役会実効性評価の概要については次のとおりです。《概要》 取締役全員に対し、アンケートおよび自由記述の手法により、当社取締役会の実効性に関する評価についての調査を実施しました。得られた結果を代表取締役が分析評価し、監督機能のさらなる向上のため「グループ会社管理の強化」「大型投資案件に対する継続的なモニタリング実施」などの施策を実施することを取締役会において決定しました。これら一連のプロセスを受け、当社の独立役員である社外取締役から、 今回の「取締役会全体の実効性」について最終評価を得ました。同取締役からは、質問設定および手法はおおむね合理的 株主総会取締役会(取締役)代表取締役意思決定業務執行経営会議(執行役員)業務執行部門•管理部門•営業部門•生産部門•研究開発部門•国内・海外グループ会社選任/解任諮問監査・監督推進報告報告助言・提言報告・答申対策指示選任/解任内部監査コーポレートガバナンス委員会(独立社外取締役、代表取締役)連携会計監査内部統制監査会計監査人コーポレートガバナンス体制図CSR推進室全社リスク管理委員会(各本部長、本社各室長)A監査等委員会(監査等委員である取締役)選任/解任連携報告監査室CEBD

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