統合報告書2019
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41リンテック 統合報告書2019知的財産活動 当社では顧客ニーズに応える独創的な製品の開発を通じて企業価値の向上に努めており、これらの開発活動によって得られた特許権・商標権・意匠権などの知的財産を重要な経営資源と位置づけています。知的財産部では、他社権利の尊重を第一に考えるとともに、“技術立社リンテック”の生命線ともいえる知的財産権の拡充を目的に、各研究開発部門および各事業部門と連動した戦略的な知的財産活動を推進しています。基盤事業領域と成長事業領域における特許ポートフォリオの構築、事業のグローバル化に対応した知的財産権の確保などによって、事業価値の高い知的財産に基づく収益性の向上を目指しています。2,5002,0001,5001,0005001,7971,9471,5991,4361,2972,0412,2151,8481,6991,526201520162017201820190特許保有件数 国内 海外(3月期)研究開発本部長メッセージ 当社の研究開発における最大の強みは、顧客ニーズに対してきめ細かなカスタマイズ対応ができる伝統的な技術開発力と提案力です。それらに加えて、先端技術棟に導入した大型テスト塗工設備や最先端の試験・分析機器といった、高度な研究開発環境も新たな強みといえます。研究開発本部長として、これらの強みを生かして「現業への貢献」と「新しい事業・製品の創出」の二つを軸に当社グループの成長に貢献していきたいと考えています。まず、現業への貢献という観点からは、当本部の研究開発方針を徹底し、売り上げに貢献するまでの開発スピードと開発効率を上げていくことが重要となります。今後、シミュレーション技術やAI(人工知能)技術を使った開発プロセスの革新も検討していきます。また、新しい事業・製品の創出という観点からは、抄紙・塗工という技術をベースに展開してきた従来の材料開発の殻を破るような新しい技術を生み出していかなければなりません。具体的には「LEDダイボンド 剤」や「光拡散フィルム」といった、これまでの粘着技 術から一歩進んだ新しい技術の種が既に芽生え始めています。さらに、海外子会社の研究開発チームとの技術交流や事業開発室との連携を通じて、将来の当社グループの成長を支えていく、新しい事業の柱となる製品を開発していきたいと考えています。件執行役員研究開発本部長月田 達也ESGStrategyOverviewFinancial Information
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