統合報告書2019
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32リンテック 統合報告書2019Strategyオプティカル材事業部門長メッセージ 2019年3月期の当事業部門の業績については、液晶ディスプレイ用フィルムの粘着加工ビジネスが大型テレビの堅調な需要を受け、売上高は前期を上回りました。しかし、中国のパネルメーカーの台頭などによって依然として厳しい価格競争に直面しており、コスト改善が喫緊の課題だと捉えています。現在、日本・韓国・台湾の各生産拠点と協業する偏光フィルムメーカーとの 間でグローバルオペレーションを強化し、収益力をさらに高めるための体制の構築を推進しています。加えて、当社としては粘着剤処方の見直しや製造原価の削減など、あらゆる面からコスト低減にも取り組んでいます。 また、タッチパネル用光学機能性フィルムなどの新規ビジネスについては、新たな粘着剤の開発や販売ルートの見直しなどを実施し、車載用ディスプレイやスマートフォン用途を中心に着実に成果が出てきています。今後は、既存のビジネスに捉われない新しい事業を早期に創出し、当部門では複数の事業の柱から構成される安定した事業ポートフォリオを目指していきます。オプティカル材事業部門事業部門紹介特殊粘着剤や表面塗工剤の開発技術と精密塗工技術、そして最新鋭の生産設備を駆使して、液晶・有機ELディスプレイを構成する偏光フィルムなど各種光学機能性フィルムの粘着加工や表面改質加工を行っています。また、革新的な粘着剤やフィルムの開発を通じて、新規光学関連事業の立ち上げを図っています。事業戦略392373372402417480360240120201620172018201920200億円 オプティカル材事業部門 売上高(3月期)(予想)執行役員事業統括本部 オプティカル材事業部門長所司 悟

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