統合報告書2019
30/84

産業工材事業部門長メッセージ 2019年3月期は、国内でインターネット通販市場が活況を呈したことに伴い、物流・配送現場で使用される当社のラベリングマシンが好調に推移し、過去最高の出荷台数を記録しました。また、屋内外の看板・広告用フィルムなどについては、国際的スポーツイベント開催に向けた戦略的な受注拡大を図っており、引き続き材料指定活動に注力している状況です。 海外においては、ウインドーフィルムを主力とする米国・生産子会社のマディコ社が7期ぶりに営業黒字化を達成したほか、東南アジアにおいても自動車用を中心にリンテックブランドの認知拡大に取り組んだ結果、インドネシアで生産・販売される車種に当社製品が本格採用されるなど、ウインドーフィルム事業の拡大が業績をけん引しつつあります。そのほか、二輪用装飾フィルムや自動車用の塗装代替フィルム、アルミホイール用保護フィルムなどの自動車用粘着製品についても、東南アジアやインドにおいて堅調に推移しており、今後も新製品の投入を含め、二輪・自動車メーカー各社への高付加価値粘着製品の積極提案に努めていく考えです。産業工材事業部門事業部門紹介建物や自動車の窓ガラスに貼るだけで、熱や紫外線の遮断などさまざまな効果を発揮するウインドーフィルムをはじめ、内装用化粧フィルムや屋外看板・広告用フィルム、車体の装飾や保護などに使用される二輪・自動車用粘着製品、モバイル機器などの部材固定に使用される工業用粘着テープ、さらにはラベルを自動で貼り付けるラベリングマシンなど、非常に幅広い製品を製造・販売しています。取締役常務執行役員事業統括本部副本部長兼 産業工材事業部門長森川 秀二28リンテック 統合報告書2019Strategy事業戦略400300200100201620172018201920203693633463063350億円 産業工材事業部門 売上高(3月期)(予想)

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る