社会性報告

従業員とともに(人材育成) (2)

個別教育プログラム

CSR勉強会

リンテックグループでは「行動規範ガイドライン」を策定し、小冊子にして全従業員に配付しています。それを用いたCSR勉強会を開催しており、一人ひとりの意識啓発に努めています。

グローバル教育

グローバルで利用できる生産や販売を支える基幹システム「LSP(Lintec Standard Package)」を情報システム部で内製し、国内外へ導入しています。このシステムを、効率的かつ安定的に運用してもらうため、導入拠点のITスタッフへの研修を行ってきました。今後は、DX(デジタルトランスフォーメーション)・企画・設計・開発などを含めたグローバル教育も行い、リンテックグループ全体でさらなるレベルアップを目指していきます。

情報セキュリティー教育

リンテックでは「情報セキュリティー管理規程」を策定するとともに、毎年「情報セキュリティー運用細則兼内部監査チェックリスト」に基づき、各部署で自己チェックを実施しています。
e-ラーニングによる情報セキュリティー自己監査を実施し、情報管理に関する従業員の理解促進と意識向上に努めています。
昨今、ウェブ会議、社内チャットなど情報系のツール活用が多くなり、それに伴いセキュリティー教育も更新しています。
社内での情報管理ルールの徹底を図るだけではなく、個人でネットワークを使用する際の注意事項なども含めた総合的な教育を行っています。

環境教育

サイト内部監査員教育は各サイトのISO14001審査員補資格保有者により実施しております。本社、研究所など6サイトで合計141人が新たに内部監査員資格を取得しました。
相互監査員資格を新規に取得する講習は、2022年度はコロナ禍のため実施できませんでした。しかし、有資格者に対しては、ウェブ会議を利用してプラスチック資源循環法、フロン排出抑制法、大気汚染防止法に関する講習会を実施しました。延べ164人が受講し相互監査員のレベルアップを図っています。

2022年度環境教育延べ受講者数

環境マネジメントシステム(EMS)の認識教育受講者は、延べ4,451人でした。複数回実施している事業所もあり、EMS対象サイト全従業員が少なくとも1回は受講しています。また、生物多様性に関する教育の受講者は、延べ680人でした。地元NPOの活動への参加は、コロナ禍のため実施できませんでしたが、出前講座や社外勉強会に参加したサイトもあります。

リンテック環境・安全インフォメーション

環境教育の一環として、イントラネットの「リンテック環境・安全インフォメーション」にて、環境関連やISO14001(活動実績/サイト事務局紹介)、化学物質管理関連(REACH規則や規制情報など)、省エネルギー、安全衛生などの情報を発信しています。2022年度は環境ニュースとして25回発信しており、そのうち化学物質管理では6件、安全関係については2件取り上げました。今後も定期的に情報を発信し従業員のさらなる環境意識や安全意識の向上を図っていきます。

  • REACH規則:EUの化学物質規制で、化学物質の登録、評価、認可および制限に関する規制の略称。EU諸国への化学物質を年間1t以上輸出する場合に登録が必要。また、製品中に認可対象候補物質に該当する化学物質を0.1%以上含有する場合は届け出が必要。
リンテック環境・安全インフォメーション
リンテック環境・安全インフォメーション

技術に親しむ会

リンテックグループは、グループ内の技術交流を目的に「技術に親しむ会」を開催してきました。2022年度はコロナ禍を鑑み、対象を経営層、事業部門長に限定して実施しました。今回は「LSV 2030実現のための既存事業の競争力強化」と題し、印刷・情報材、産工材、洋紙、加工材の事業部門製品に特化した未来予想と将来につながる製品・技術開発をテーマに議論しました。また、カーボンニュートラル達成に向けたCO2削減方法の方向性についても具体的な施策を紹介しました。

技術に親しむ会のようす
技術に親しむ会のようす