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お客様のために (2)
品質保証
リンテックグループは、社是「至誠と創造」の精神を根幹に置き、従業員一人ひとりが品質を考え、環境と安全を意識し、お客様に喜んでいただける「ものづくり」に取り組んでいます。また、現状に満足することなくチャレンジ精神を持って、さらなる「安心」と「信頼」を届けるよう努めています。リンテックグループは未来を見据えた「ものづくり」への挑戦を続けています。
品質保証体制
リンテックグループでは、ISO9001*に基づく品質保証体制を構築しています。国内グループは6事業部門をQMS統合しています。また、海外グループでは、12拠点で品質保証体制を構築し運用しています。
リンテックでは、2022年度から新たに品質保証本部体制となり、品質保証と品質管理の強化、QMSの有効的運用を図り、さらなる品質向上の取り組みを開始しました。
新たな組織の下、事業活動と品質保証の連携強化およびQMS活動の融合を図り「ものづくり」の原点に立った、顧客視点の品質保証体制構築を目指します。
ISO9001認証取得状況
表は横にスライドして御覧いただけます。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | ||
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認証取得数 | 16 | 16 | 16 | 16 | |
内訳 | 日本 | 5 | 4 | 4 | 4 |
アジアなど | 8 | 8 | 8 | 8 | |
アメリカ | 3 | 4 | 4 | 4 |
- *ISO9001:品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格。
品質事故の予防と教育
リンテックグループでは、製品やサービスの品質を維持・向上させ品質事故を未然に防ぐために品質マネジメントシステム(QMS)を事業プロセスと融合させ、効果的に運用することが必要と考えています。
そのために、QMS要求事項の理解を目的とした基礎編講習、QMSの効果的運用に向けた運用編講習、内部監査員養成講習の3段階で教育を実施しています。
また、品質管理体制の強化にも注力しています。2022年度からは新たな取り組みとして、製造プロセスにおける品質管理の考え方への理解を深め、不具合現象の検知能力および解析能力を向上させる目的で、統計的問題解決手法をツールとした品質管理講座を開催しました。
さらに、BIツール*を活用したデータ管理の啓蒙活動も行っています。
このような活動を継続し、お客様に信頼いただける製品とサービスの提供を目指します。
- *BIツール:Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略称で、蓄積された大量のデータを集めて分析し、迅速な意思決定を助けるためのツール。
品質事故件数比率
表は横にスライドして御覧いただけます。
- ※1リンテック(株)および東京リンテック加工(株)、湘南リンテック加工(株)における品質事故件数比率
- ※22010年度の件数を100%とした比率
VOICE 私のネクストステージ
当社は、従業員やお客様のため、自社製品の安全性や品質・生産性についてさまざまなステークホルダーと協力しています。当社の品質方針には「企業の成功には、あらゆる事業活動の中心に、サステナブルな品質を重視する企業文化があること」とあります。経営目標や従業員のコンプライアンス、業務の継続的改善などを通じて、以下の3点に重点を置き品質管理に取り組んでいます。
- ISO9001:2015品質管理システム
- 品質サミット(レビューおよび計画策定)
- LINKSプロジェクト(新ERPシステム)
これからも、顧客満足につながる品質向上に向けて取り組んでいきます。
安全衛生インパクトの評価
リンテックグループでは工業製品の素材を多く扱っており、事業の大半を占めています。リンテックグループの提供する素材の中には有害な化学物質が含まれるものもあり、素材を使用するお客様に影響することがないように、RoHS指令*および労働安全衛生法等の基準に従って原材料を選択し、製品の製造工程で混入がないように注意を払っています。2022年度の事業活動において、これらの規制値を逸脱した事例はありませんでした。新たに追加された規制物質についても含有調査を行い、必要に応じて代替品の検討を進めます。
- *RoHS指令:EUでの電子・電気機器における特定有害物質の使用制限に関する指令。
お客様とのコミュニケーション
国内外の展示会に出展
リンテックグループでは、より多くのお客様とのコミュニケーションを促進するため、国内外で開催される展示会に出展しています。2022年度は、計35回の展示会に出展し、リンテックの製品や技術に対する貴重なご意見をいただきました。
2022年度に出展した主な展示会
表は横にスライドして御覧いただけます。
国内 | 国外 |
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VOICE 私のネクストステージ
脱プラスチック・減プラスチック需要への対応、資源循環の促進(容器・包装のリサイクル)、脱溶剤および植物由来の素材活用など、当社が積極的に開発している環境配慮ラベル素材をお客様へ紹介し、販促活動に努めています。昨今、化粧品・日用品業界をはじめ、各業界でニーズや関心が高まっていることから、2023年2月には環境に配慮した素材のみを掲載した「環境配慮ラベル素材カタログ」をリリースし、多くの方々にご活用いただいています。今後もお客様が掲げるサステナビリティ方針に沿ったラベル素材をご提供・ご提案できるよう、市場需要の把握に努め、当社営業部や研究所とも連携しながらアプローチを進めていきます。