仕事紹介
入社動機
大学時代は高分子工学、具体的には、アクリルポリマーを精密に合成するという研究をしていました。就職にあたっては、アクリルポリマーを実際の製品にするような仕事がしたいと思い、業界研究を始めました。その中で出会ったのが、リンテックです。自分のやりたいことに最も合っている企業だと思い、入社を志望した次第です。

佐伯 尚哉
研究所 製品研究部 電子材料研究室
2001年入社
理工学研究科
有機・高分子物質専攻 卒業

研究開発
舞台は世界。半導体製造プロセスを支える粘着材料を開発中

現在の仕事

携帯電話、スマートフォンなどに使用されている半導体用粘着材料を開発

携帯電話やスマートフォン、パソコンなどに使用される半導体、ICチップのための粘着材料を研究・開発しています。この粘着材料を用いることにより、あらゆる電子機器の小型・薄型化を可能にしています。


開発においては、お客様である家電メーカーやマーケティング部門の要望を受け、素材を生み出すための実験の計画、検証、考察から量産化までにかかわります。そのため、化学の知識はもちろん、素材の性能評価方法や化学工学、量産技術など幅広い知識が必要な仕事といえるでしょう。

製品には耐熱性、耐衝撃性、耐久性などが求められます。また最近では環境への配慮が高まっていることから、半導体には鉛の代替金属が使用されるようになりました。代替金属は鉛に比べ融解温度が高いため、粘着剤にも260℃もの耐熱性が求められます。有機材料を使用する粘着剤でこのような性能を実現するのは、非常にシビア。しかも携帯電話・スマートフォンなどはモデルの入れ替えが激しく、開発のスケジュールも限られています。決まった期間で求められるものをつくりあげるのは至難の業です。しかし、自分が設計した材料で思い通りの性能が発揮できると、非常にうれしいですし、お客様とのディスカッションを通じて予想以上の材料ができたときには頑張ってよかった、と思えます。また、粘着剤は最終製品の外からは見えない地味な存在ですが、自分が担当した製品が世に出ているのを見ると、やりがいを感じますね。

仕事エピソード

海外向け製品は、お客様とのコミュニケーションに苦労

入社3年目のころ、初めて海外のお客様を担当し、マレーシアで販売される携帯電話用粘着剤の開発を行いました。

一対一で打ち合わせをしたり、お客様の製造現場に伺ってニーズを探ったりしましたが、当時、英語がほとんど話せなかった私は、お客様とのコミュニケーションに非常に苦労しました。交渉では日本的なあいまいなニュアンスが通用しませんし、製品も日本市場とは物性ニーズが異なります。

しかし、よいものを早く欲しいというお客様の姿勢は世界中どこでも一緒。それにこたえたいという私たちの気持ちも同じ。約1年の開発の末、なんとかやり遂げることができました。この仕事を通じて、世界中の人と仕事ができるということを実感できましたね。

この経験をきっかけに、現在では私の担当製品は、7〜8割が海外向けとなっています。入社時から海外メーカーとのやりとりを希望していましたので、うれしいのと同時に、ライバルが世界中に広がり、今まで以上に高品質な製品をつくらなくてはならない、という責任も感じています。

リンテックは、いろいろなことに挑戦してみたい人、自分のアイデアや実力を発揮してみたい人には、最適な会社だと思います。私自身も、粘着剤で全く新しい分野を切り開けるよう、これからも頑張っていきたいです。

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リンテック株式会社