積層セラミックコンデンサの製造工程

積層セラミックコンデンサの製造工程とは?

積層セラミックコンデンサは、その内部に数百層から1,000層近くの極薄のセラミックス層と電極層が互い違いに積層された、多層構造をしている。これらの層を薄くして電極層の数を増やすことで、より大容量の電気を蓄えることが可能になる。セラミックス層の成形に欠かせない剥離フィルムは、僅か0.1ミクロン厚での離型剤塗工技術により生み出される。その上にスラリー(ペースト)状のセラミックスを薄く均一に塗布し、これを加熱乾燥させた後、表面に内部電極をスクリーン印刷し、型抜き、積層・圧着、切断、焼成などの工程を経て、積層セラミックコンデンサは完成する。