極めてデリケートなHD(ハードディスク)内部機構

シリコーンによるトラブルとは?

ハードディスクの内部機構は極めてデリケートで、外部環境からは完全に密閉されている。データを読み書きする磁気ヘッドとディスクとの隙間は0.01μm程度。たばこの煙の粒子の直径が0.1〜1μmなので、これより小さい間隔といえる。そして、ハードディスク外部に貼られる銘板ラベルや内部に貼られる部材固定用テープなどの粘着剤面に微量のシリコーンが転移していると、ディスクの高速回転による発熱が原因で揮発性ガスが発生し、読み取り部に付着。トラブルを起こす危険があると考えられている。