照明器具などの消費電力を抑える
LEDの製造工程に欠かせないテープ

1月の広告に掲載している「久方(ひさかた)の 光のごとき 夜の()に この一枚が (かなめ)なるらむ」という和歌風のキャッチコピーには、「太陽の光のような夜の灯り(照明)には、この一枚が重要なんだな」という意味を込めています。照明器具をはじめ信号機や液晶テレビなどの光源として使用されるLED(Light Emitting Diode)は、蛍光灯や白熱電球と比べて長寿命で、消費電力も同じ明るさの蛍光灯の4分の3、白熱電球の6分の1程度*に抑えられることから需要が拡大しています。LEDとは電流を流すと発光する半導体のことで、発光ダイオードとも呼ばれています。LEDとして機能する最小の部品単位であるLEDチップは、サファイア製の薄い円盤状の基板の表面に発光層を形成した後、個々のチップに切断することでつくられます。当社では半導体の製造工程で用いられるテープの知見を生かして、切断時には強い粘着力でしっかりと固定し、その後のピックアップ工程では紫外線を照射することによって粘着力を低下させる高機能テープを開発。LEDの製造工程を支えています。
*出典:経済産業省「LED照明産業を取り巻く現状」

もっと学ぼう!
和歌講座

百人一首って?

百人の歌人の和歌を一首ずつ集めたものです。藤原定家の「小倉百人一首」が最もよく知られています。江戸時代以降、歌がるたとして広く浸透し、古典和歌の普及に役立ちました。
ちなみに広告に掲載している和歌風のキャッチコピーは、百人一首に収録されている歌を参考にしてつくっています。

参考にした和歌は?

1月は「久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」という和歌から発想しています。散っていく桜の花を惜しむ気持ちを表した日本らしい歌です。