-196℃の低温でも剥がれにくい
医薬品の凍結保存に適したラベル素材

11月の広告に掲載している「寒ければ 剥がるるものとは 知りながら なほ付き続く この一枚かな」という和歌風のキャッチコピーには、「ラベルは低温環境では剥がれてしまうものと知っているが、この一枚はしっかりと貼られている」という意味を込めています。当社は常温で貼付した後に−196℃までの低温環境に置いても剥がれにくいラベル素材を開発。生体試料(血液、細胞)やワクチンを凍結保存する際などに貼る、医療・医薬関連の表示・管理ラベルに適しています。一般的なラベルは低温環境下で使用すると粘着剤が固まって粘着力が低下し、剥がれてしまうことがありますが、このラベル素材は常温から低温まで繰り返し温度変化を与えても粘着性能を保つことができます。試験管やアンプル瓶などの曲面への追従性に優れており、しっかりと貼付可能。医療・医薬分野の安心・安全をサポートするラベル素材です。当社は今後も用途や使用環境に応じた付加価値の高いラベル素材の開発に努めていきます。

もっと学ぼう!
和歌講座

百人一首って?

百人の歌人の和歌を一首ずつ集めたものです。藤原定家の「小倉百人一首」が最もよく知られています。江戸時代以降、歌がるたとして広く浸透し、古典和歌の普及に役立ちました。
ちなみに広告に掲載している和歌風のキャッチコピーは、百人一首に収録されている歌を参考にしてつくっています。

参考にした和歌は?

11月は「明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな」という和歌から発想しています。藤原道信朝臣が詠んだ素直な恋の気持ちが伝わってくる歌です。