植物由来の原料を使用した
環境に優しいラベル素材

6月の広告に掲載している「草木より 新たな素材 生まるれば むべ この一枚を エコといふらむ」という和歌風のキャッチコピーには、「植物由来の新たな環境配慮ラベル素材をつくることで持続可能な社会の実現に貢献していく」という私たちの意思を込めています。
当社ではさまざまな観点から環境配慮製品の開発を行っており、その一環として植物由来原料を使用したバイオマスラベル素材の提案に注力しています。2019年に粘着剤のバイオマス原料含有率が10%*の強粘着タイプのラベル素材を発売したのを皮切りに、2021年には容器などからきれいに剥がせるラベルの需要が高まっていることを受けて、再剥離タイプのアイテム(同含有率10%*)を、2023年には粘着剤の塗工時に有機溶剤を使用しないため、環境負荷が少ないホットメルトタイプのアイテム(同含有率25%*)などを追加しました。また、ラベルの印刷面に貼ることで表面を保護するラミネートフィルムについても、2020年にフィルムに植物由来の原料を使用したアイテム(同含有率20%*)をラインアップ。いずれも従来のラベル素材の機能性を損なうことなく、日本有機資源協会が運営する「バイオマスマーク」の認定を取得しており、CO2排出量の削減に貢献する製品です。
*製品に含まれるバイオマス原料の含有率(乾燥重量割合)を示したものです

「バイオマスマーク」とは

一般社団法人日本有機資源協会が認定するマーク。再生可能な生物由来の有機資源であるバイオマス(bio:生物資源、mass:量)を活用し、品質および基準、規格などを満たして生産している商品の目印となります。
一般社団法人日本有機資源協会 ウェブサイト

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和歌講座

百人一首って?

百人の歌人の和歌を一首ずつ集めたものです。藤原定家の「小倉百人一首」が最もよく知られています。江戸時代以降、歌がるたとして広く浸透し、古典和歌の普及に役立ちました。
ちなみに広告に掲載している和歌風のキャッチコピーは、百人一首に収録されている歌を参考にしてつくっています。

参考にした和歌は?

6月は「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ」という和歌から発想しています。「嵐」という漢字は「山」と「風」を構成要素としているので、「山風」を「嵐」と言うのも当然だという言葉遊びを中心として詠んだ歌です。

「むべ」ってどういう
意味ですか?

肯定する気持ちを表します。「なるほど」という意味の副詞です。