CSRレポート2017
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08実、待遇の改善など、多岐にわたる施策が目指しているのは、従業員満足度の向上と安心して働ける職場環境づくりです。今後はさらに、グローバル化に対応した人事制度を導入するなど、人材の多様化を図るとともに多彩な視点と発想を組織に取り入れていきます。また、M&Aにより増えていく海外子会社を対象とした、コンプライアンスを含むグローバルガバナンスへの対応にも注力し、着実に「守り」を固めていきます。 特定したマテリアリティに沿ってPDCAを回し、計画を着実に実行していくことは、攻守を問わずCSR活動の基本です。PDCAサイクルの硬直化を防ぎ、柔軟性を保持するためにも、ダイバーシティをはじめとした社会変化への対応はますます重要な取り組みになっていくと考えています。 CSR活動の成果を高めるためには、従業員一人ひとりの意識向上が欠かせません。リンテックグループでは、CSR推進室が勉強会を定期的に開催するなど、CSRへの意識向上と啓発に努めています。また、業務において「攻め」のCSR活動を実践するために若手・中堅社員を中心とした「CSRワークショップ」を2015年からスタートしました(P20-21参照)。これは、社是を支える価値観を10の心得で示した「LINTEC WAY」やSDGs*の意識定着により、社会的課題の解決につながる仕組みやビジネスモデル創出の実現を目指す勉強会です。 CSR活動は強制されるものではなく、自主的に社会的責任を果たすために行うものであり、だからこそ、イノベーションの原動力にも成り得ると考えています。このワークショップは、事業を通じたCSR活動の本質を再確認し、「攻め」のCSR活動を実践していく動機づけに大きな役割を果たしています。社会的課題の改善に貢献する革新的な製品の開発をはじめとする、新たなイノベーションの種子を育んでいきます。 「守り」と「攻め」にわたるCSR活動の両輪を支える社是の「至誠と創造」。この「至誠」は、CSR活動に限らず、全ての行動の基本であり、そこから新たな創造が生まれ、個人そしてリンテックグループの成長へとつながります。今後も「至誠と創造」を原動力として、ステークホルダーからの期待に応え、社会とともに持続的な成長を目指していきます。 本レポートは、社会の皆様そして全従業員にもリンテックグループのCSR活動をより良く理解していただくために、2016年度の成果をできるだけ分かりやすく体系的にまとめました。皆様の変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。「攻め」を意識したCSR活動が新たなイノベーションを育む誠心誠意で全力を尽くせば必ず信頼と結果につながる* SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。 2015年9月に国連で採択された、17の目標と169のターゲットで構成。

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