CSRレポート2016
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リンテック・インダストリーズ(サラワク)社では、製品巻き取り用ABSコアを回収し、綺麗に洗浄して再利用するなど、副資材のリユースに取り組んでいます。また、密閉式の自動洗浄機を導入し、作業環境を整備するとともに、使用する溶剤量と廃液量の削減に努めています。12Voice環境負荷低減に向け、作業環境を整備環境負荷物質の削減環境報告Environmental Report34 リンテックが2015年度に届け出たPRTR対象物質は10物質で、総取扱量は7,528tでした。取扱量が最も多かった物質はトルエンで、その取扱量は7,436tとなり、前年取扱量(7,580t)より144t減少しました。2015年度のトルエンの大気への排出量は441tで前年度排出量(462t)より21t減少し、移動量は494tで前年度(536t)より42t減少しました。 リンテックでは、PCBを含む廃棄物を適正に保管・管理しています。2015年度は高濃度PCB廃棄物を8台、低濃度PCB廃棄物5台を処分しました。2015年12月までに保有台数の再調査を実施し、高濃度廃棄物77台(うち蛍光灯安定器52台)、低濃度廃棄物13台を保有していることを確認しました。今後は、低濃度廃棄物の早期処分を行い、高濃度廃棄物は処分待ちですが、継続して法令に基づき厳重に保管・管理していきます。 リンテックでは、VOCの削減を推進しています。製品設計時には、VOCのうち有機溶剤使用量の削減に向け、剝離紙に用いる剝離剤と印刷関連粘着製品に用いる粘着剤の無溶剤化を進めています。2015年度の剝離紙の無溶剤化率(生産量ベース)は55.8%、印刷関連粘着製品の無溶剤化率(販売量ベース)は73%でした。無溶剤化率はほぼ横ばいで推移していますが、環境配慮製品の利点や環境保全をアピールし拡販を推進していきます。また排ガス処理設備の設置も完了していますが、引き続き、無溶剤化率の数値管理と排ガス処理設備の確実な運用で、環境負荷低減に努めていきます。 リンテックでは、購入原材料について環境負荷物質含有調査を実施し、必要な情報をお客様に開示しています。製品についてはGHS*4に対応したSDS*5の発行を推進。また、環境規制が厳しくなるEUにおける各種規制への対応を進めています。REACH規則*6やRoHS指令*7における制限物質増加への対応も考慮し、製品含有化学物質の管理(現在の規制対象物質は約6,000物質)をさらに強化していきます。*1 PRTR法:Pollutant Release and Transfer Register (化学物質の排出・移動量)の届出制度を法制化したもの(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)の略称。化学物質の排出量・移動量に関するデータを把握・集計し、国に報告して公表される仕組み。*2PCB:ポリ塩化ビフェニルの略称。PCBを含む廃棄物については、PCB特別措置法(ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法)により、その適正な保管・管理・処理が義務づけられている。*3 VOC:Volatile Organic Compoundsの略称。揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称。PRTR法*1への対応PCB*2の適正管理VOC(揮発性有機化合物)*3の削減化学物質管理、 EUにおける各種規則への対応リンテック・インダストリーズ(サラワク)社(マレーシア) 設備部門 James Rigas(ジェームス・リガス)環境国内外における環境関連法令や各種規制を遵守し、環境に負荷を与える化学物質の削減に努めています。トルエンの流れリンテックの工場除去量6,501t(除去率約93.6%)トルエン取扱量7,436t排ガス処理装置剝離紙・粘着製品などの製造工程大気への排出量441t移動量(廃棄物として処理)494t注) 除去率=除去量/(取扱量-移動量)×100トルエンの排出量・移動量(2015年度)CSR > 環境報告 > 環境負荷化学物質の削減WEBhttp://www.lintec.co.jp/csr/environment/impact/

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